葬儀を誰に頼む?

 一人暮らしの高齢者等で、近くに子供や頼りになる親戚がいない場合は、何も対策をしなければ、葬式も出してもらえず、無縁仏として葬られるかもしれません。

 人が亡くなると法定相続人(通常は、子供や配偶者)である親族が、葬儀を出し、菩提寺の墓に遺骨を収めます。これらは、生前の家族関係や相続財産をもらえることにもよります。

 しかし、疎遠になってしまった親族(甥・姪、孫)などが法定相続人になると、面倒な遺体の引き取りや葬儀を拒否するにもかかわらず、財産だけは受け取るというような人も、残念ながら、出てきます。

 この様な事態を防ぐためには、「死後事務委任契約」を結び、「遺言書」を作成することをお勧めします。

 これらの契約で、葬儀の内容等を予め定めておき、菩提寺等も記載しておけば、ご本人の希望をかなえることができますし、相続財産の処分(寄付等)も可能です。

 委任する相手に関しては、親族や友人でも可能ですが、委任した人のほうが先に死亡することもあり得ますので、できれば、信頼のおける「NPO法人」や「宗教法人」などがお勧めです。

 なお、これらを委任するための費用はかなりの金額になり、通常は、預り金となります。しかし、委任する相手が、「NPO法人」や「宗教法人」の場合には、生命保険を利用することも可能となり、この方法なら、預り金が横領されるようなリスクはなくなりますので、安心です。